11/22 武蔵野の森 総合スポーツプラザ
11月22日(日)武蔵野の森総合スポーツプラザにて、
「東京都パラスポーツ次世代選手発掘プログラム」を開催しました。
今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、競技体験は実施せず、
①今の自分の力を知る「測定会」と、
②競技選択や活動開始に向けてのアドバイスが受けられる「競技相談会」、
③“身体に関する正しい知識と運動の手法”をテーマに、
自宅でできるトレーニングなどを学ぶ「トレーニング講習会」の3部構成で実施いたしました。
当日は10代から40代まで、29名の方々にご参加いただき、
スポーツ経験のある方も、これからスポーツを始められるという方も、
それぞれの目的に応じて取り組まれていました。
また、新型コロナウイルス感染症への対策として、
「こまめな手指消毒」「ソーシャルディスタンスの確保」等に加え、
「少人数のグループ制」や「2週間前からの検温・体調管理」を行う
などの防止策を講じて実施いたしました。
受付
オープニング
プログラム①「測定会」
測定会は、本格的な競技を始める前に、
自身の身体的な特徴や現在の運動能力を知ることを目的に実施いたしました。
これからの競技活動に向けて参考としていただけるよう、
測定結果に専門家によるコメントを添えて参加者の皆さんにお送りしました。
<測定項目>
- 30メートル走
- メディシンボール投げ
- 身長(立位の方)
- アームスパン(座位の方)
- 体重・肩関節柔軟性・握力(左右)
- 垂直飛び跳び(立位の方)
- Tターン(座位の方)
- 瞬発力・持久力テスト
30メートル走
メディシンボール投げ
身長測定
アームスパン
肩関節柔軟性
握力
垂直跳び
Tターン
瞬発力・持久力テスト(立位)
瞬発力・持久力テスト(座位)
プログラム②「競技相談会」
夏季競技15団体、冬季競技3団体の計18団体のほか、クラス分けの専門家として、
肢体不自由の参加者に向けてはパラ陸上のクラス分けや技術向上の研究をされている
東京保健医療専門職大学理学療法学科杉山真理先生に、
視覚障害がある参加者に向けては
久留米大学医学部眼科学講座助教の辻拓也先生にそれぞれご協力いただき、
参加者からの相談に対して障害の程度や動きを実際に見ながら対応いただきました。
参加された皆様は、積極的に興味のあるブースを訪れ、
熱心に競技団体・専門家・障害者スポーツコーディネーターのアドバイスに聞き入っていました。
また、当日参加できなかった競技団体からも多数資料をご提供いただきました。
競技団体相談ブース<陸上競技(身体)>
競技団体相談ブース<卓球(知的)>
専門家相談ブース
障害者スポーツコーディネーターブース
プログラム③「トレーニング講習会」(協力:R-body project)
「身体に関する正しい知識と運動の手法」をテーマに、
競技活動の基礎になる毎日のコンディショニングに役立つトレーニング方法を学べる場として、
トレーニング講習会を実施しました。
講師に数々のトップアスリートをサポートした実績のある
R-body projectのトレーナーをお招きし、
参加者一人一人の障害の程度やレベルに合わせて、
・上肢中心プログラム・下肢中心プログラム・全身プログラムの
3つのグループに分けてご指導をいただきました。
今の自分の身体について正しく知ることで、意外な発見があったり、
身体を上手に使っていくために自分が取り組むべきトレーニング方法を学ぶことができるなど、
今後の競技活動につながるプログラムとなりました
講義のポイント
全身プログラム
上肢中心プログラム
下肢中心プログラム
プログラムを振り返って
今回のプログラムを通じて、参加した方からは
「体力が落ちていたけどこのイベントで少しスタートができそうです。」
「今まで知らなかった競技について知ることができました。」
「やりたい競技が見つかって良かったです。」
といった声をいただきました。
また、保護者の方からは
「色々なスポーツがあるのを見る機会として本人にも良い影響になればと思って参加しました。
結果良かったです。」
といった声をいただき、今後の競技選択や活動の開始につながる内容となりました。
ご報告 新型コロナウイルス感染症について
12月13日(日)現在、11月22日(日)のプログラム実施から3週間が経過しましたが、
参加者・付添者・競技団体関係者、スタッフ等から
感染者の発生並びに感染が疑われる症状や体調不良等の報告はございませんでした。
参加者、関係者の皆様におかれましては、本事業の実施にあたり、
感染防止対策へご協力をいただき、誠にありがとうございました。